高知県の日高村、ひだか和紙さんのロゴマークを制作しました。
ひだか和紙さんが製造されているのは、
世界一薄いと言われる土佐典具帖紙 (とさてんぐじょうし)。
その中でも、わずか0.02ミリという超極薄紙を漉くことができる会社です。
今回は、土佐典具帖紙の薄さ、軽さ、美しさ、ゆるやかな風にはためくイメージを
社名の頭文字「h」を使ってシンボル化しました。
動きのある形状と、製造工程初期にあたる釜煮から連想した灰汁色(あくいろ)は、
伝統を大切にしながら新しいことに挑戦し続ける、ひだか和紙さんの姿勢を表現しています。
日本タイポグラフィ年鑑2016掲載