母方の祖父が残した本。
ちなみに表紙絵は母の作。
「針の穴から」というタイトルは、
「針の穴から天覗く」ことで、
一部分を見て全体が見えていないという意味。
自分は時代の進展にうといから、
ということで、こういうタイトルを付けたらしい。
中身は、少年時代から晩年までを短歌のまねをして書いたもの、
経験や心覚えを記録したもの、
そして最後に祖母の日記がまとめられている。
明治から昭和を生きた、祖父の生きざまが
この一冊で伝わる。
10代の頃に母に見せられた時は、
ちょろっと読んだだけでピンと来なかった。
でも、今は分かる。
先週あたりから、じっくり読んでたんだけど、
感動と、祖父母への感謝でいっぱいになった。
って、、何のこと言ってんの?ですよね。
でも、感動したんだよ俺。
自分の番が来た時、何が残せるか。
今の積み重ね方が大事なように思う。